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3DCGって何?

環境光(間接光)について

環境光

3DCGでのライティング(照明)は、直接光と言われる、太陽の光やスポットライトで対象物を直接照らす光と、

それだけでは影の部分に全く光が当たらないので真っ黒になってしまいますから、間接光・環境光があります。

簡略的な環境光は、全体的に影を薄くするだけで、CGっぽさを増長させてしまうのに対し、今はIBL等の技術が進んで、簡単な設定でも、リアルな環境光が再現できます。

環境光についての理解

IBLとは背景に設定した画像を元に、各方向からの様々な色の拡散した光をモデルに当てる技術です。(IBL:イメージ・ベース・ライティング)

環境光について、日々の生活でも結構錯覚していることがあります。サンプルCGを見て貰って説明させて貰います。

これは背景に屋外の写真を設定して、東屋(あずまや)みたいな屋根の下に木彫りの人形:Himenoが居ます。

屋根のお蔭で太陽からの強い日差しはHimenoに当たりません。このCGは例のIBLを設定していますのでリアルな風合いに見えると思います。

さて、皆様。Himenoには何色の光が当たっているでしょうか?

その影、何色?

色なんてない?白色?上の話でいくなら草原の緑?

皆様の目は勝手に補正されて、影に当たっている光の色が分からなくなっているんです。ヒントは、Himenoの横の箱です。これは全く無垢の白に設定していますので、光の色をそのまま映します。白い箱に見えますか?

これならどうでしょう?下にもう一枚、今度は同じ光の設定のまま、背景の表示を消しました。つまりHimenoと箱の色は上と同じです。

そうです。青色なんです。屋外は相当な量の青色の光が充満しているのです。見上げたコンクリート地のビルはグレーではなく青色をしているのです。今度錯覚に気を付けて見上げてみてください。

このIBLは簡単になったと言っても、写真の入手はまだ簡単ではなく、自分のイメージに沿うものが無い時もあります。

その為、IBLを使わず照明等を用いてリアルを再現しようとすることはよくある話ですが、上で示した錯覚を理解していないと、何度やっても何か色味が違う。という事になってしまいます。

逆に理屈が分かっていれば、そんなにIBLにこだわらなくても、イメージに近い色合いにライトを調整する事が出来ると思います。

IBLでなくても、理屈を理解すると環境光は良くなる

今回分かりやすい様に屋外をサンプルに用意しましたが、屋内でも同じ錯覚は多少あります。

「ここの影の色は何色だろう?」と言うのを、思い込みを外して観察して見てください。

そういうのが分かるとCGの上達にもつながりますし、例えばTVのCMでも、「これは、ロケに行った様に見せてるスタジオだな」というのが分かります(最近多いですね、地面を小さな山なりの坂にしたCM)

小さな発見の様ですが、3DCGでは大事なライティングですので是非ご承知おきください。