断捨離が継続出来る理由は楽しいから
先に断っておきますが、断捨離をおススメするお話ではありません。
断捨離をされる方々は最初こそ強い意志で物を捨てますが、その後は単に自分が断捨離がしたくてどんどん物を持たなくなっていきます。
物を持たない方が自分にとって得だと、感情的に理解したのでしょう。
Himenoの読んだ小説に登場するお坊さんのセリフを1つ引っ張ってきますと、
-この部屋は好きに使ってください。何もないけど、広さだけはある-
つまり断捨離する方々は物を失っている事よりも、広さを得られる事が嬉しい(もちろん人それぞれ広さ以外に得ているものは違うでしょうけど)のです。
筋トレも運動の面倒くささより体重が減る事が楽しくなると続きますが…効果が出るまで時間を要しますが理屈は同じです。
お金も、自分へのご褒美の買い物を止めると、買い物を止めたストレスか、貯金が増える快感かがあります。
双方を理解した上で、自分で行動を選択する事が大事です。
こだわっているものを手放すという考え
例えばリンゴを持っていたお兄さんは、弟にリンゴをあげると、
リンゴは失ってしまうけれど、弟の笑顔が貰えます(あと良いお兄さんと評価される)
人それぞれ、固執するほど大事にしているものがあります。腕時計とかお金とかプライドとか。
たまにはそれをパッと手放す、ような選択肢を考えてみて下さい(実際に手放して支障があると困りますが)
ガリバー旅行記から引用すると、ガリバーさんはヤフー(野人)と聖獣の居る島に流れ着きますが、自分とヤフーとの違いは衣服を着ている事と思い、聖獣に受け入れて貰い、島に住まう為に衣服を大事にします。
ある時ヤフーに服を取られてしまい、ガリバーはヤフーと服の取り合いになります。
その姿こそ、あまりに見苦しいと聖獣から、ガリバーさんは島を追放されてしまいます。
この例えは不可抗力な所が多い話ですが、時にはヤフーに自ら服を差し上げると、寛大な心が持てるようになります、とお伝えしたいです。
固執している、その事に気付く事が大事
とはいえ、大人になると早々捨てられなくなるのは当然ですね。
学生時代は、身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ、の精神で腹を括って色々やってみましたが、社会人になると、自分の行動が他者へ迷惑を掛ける事が増えてしまいますね。
今、あなたが何かに困っている時に、その原因を掘り下げた時に自分が何を守っているからか、
何に固執しているからか、それを冷静に見定めてみて下さい。
時にはそれを手放す、という考え方をする事で解決の糸口になるかもしれません。
と言われて怒るは自分の小さいプライドを守ってるだけかもしれません
小さいプライドを捨てていくと、もっと高いプライドを持てるようになると思います。
ここではこうやって
と、さらりと頭を下げてみると、相手は何もできなくなる(かもしれません)
手放す、という行為は、ある意味で何かを得る、という事に繋がるかもしれないとご理解ください。